スポーツ

板東英二氏の「甲子園83奪三振」の裏に誕生日変更事件

大記録の裏には誕生日にまつわるドラマがあった

 1958年、夏の甲子園大会で史上最多の83奪三振や「延長18回引き分け」の記録を残し、中日ドラゴンズでも活躍した板東英二氏。しかし、生年月日を巡る“あるドラマ”がなければ、この大活躍はなかったかもしれない──。本人が語る。

 * * *
 僕は1940年3月31日の生まれなんです。1947年4月に満州から母の実家があった神戸に引き揚げてきて、小学校に入学しました。普通、小学校には6歳で入学して、1年生の間にみんな7歳になっていく。だけど僕は入学した時から7歳。1学年遅れで学校に通い出したんです。

 すぐに親父が生まれ故郷の徳島の引揚者収容所にいることがわかり、僕は入学式に1日出ただけで、徳島の板東町の小学校に転校しました。もちろんそこでも1年遅れの1年生で、中学でも高校でもずっと1年遅れのままでした。

 中学では野球部に入りたかったけど、ウチが貧乏でグラブやスパイクが買えず、2年の時に部室に余っているグラブを貸してもらえることになってようやく野球部に入部できました。最初は草履を履いてやってましたよ(笑い)。それでも、中3の時の活躍が関係者の目に留まって、野球の特待生として徳島商業に入学できた。誕生日が問題になったのは、2年生でキャプテンになる前だったと思います。

 野球部の部長が生年月日を聞いてきて、「昭和15年3月31日です」と答えると、「裁判所に行くから」と。このままだと2年生のうちに18歳になってしまう。そうなると高野連の決まりに引っ掛かって、3年生の時に公式戦に出られなくなるというわけです。当時は引揚者も多く、僕みたいな状況の人がたくさんいて、高野連でも問題になっていたようですね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「大谷ファミリー」の活動指針が徐々に明らかになりつつある
《家族でハワイに行ける成長ぶり》大谷翔平が長女をインスタに掲載する「価値観の変化」…真美子さんは「教育分野に興味」
NEWSポストセブン
法定スピード以上の速度で突っ込んだ(時事通信)
《独自》内閣府公用車の9人死傷暴走事故 委託先は2年前にも永田町で公用車ひき逃げ死亡事故 運営会社と内閣府が「間違いございません」と事実関係を認める
NEWSポストセブン
「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に出席された秋篠宮ご夫妻(2026年2月3日、撮影/JMPA)
《上品な艶がドレッシー》紀子さまの授賞式ファッション ライトブルーのセットアップで親しみやすさを演出、同系色のブローチも
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《司忍組長、84歳の誕生日会に密着》胡蝶蘭、鯛、枡酒にコンパニオンが大挙 警察、メディアが関心を寄せる「山口組重要文書」の存在
NEWSポストセブン
晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に(提供:soya0801_mlb)
《独占入手》妻・真美子さんの手を優しく取って…大谷翔平、晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に ファンに伝えた「ありがとう」
NEWSポストセブン
目撃者が語った“凄惨な事故現場”とは(左/時事通信フォト、右/共同通信)
「『死んじゃうよー』公用車の運転手がうめき声を…」「官僚2人は後ろでグッタリ」公用車が130キロで死傷事故、目撃者が語った“凄惨な事故現場”【高市首相、腹心の官僚】
NEWSポストセブン
若い女性たちとエプスタイン(民主党資料より)
「ひとりで楽しみ、体に触り、無理やり行為に及んだ」10代の少女らが性的搾取された“エプスタイン事件” 米司法省が新たに公開、画像や動画…300万枚の資料が示す“被害の詳細”
NEWSポストセブン
CanCam卒の注目女優宮本茉由
《CanCamモデルを卒業》不倫ドラマ主演でも話題・宮本茉由、長野県・北アルプスの麓で見せた「止まらない色気」
週刊ポスト
ラオジーのブログより(現在は削除済み)
《昨夜の子は何歳だったんだ…との投稿も》「ラオスの帝王ラオジー」ブログの不正開設の疑いで61歳の男が逮捕 専門家が明かしたラオス児童買春のいま
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。2年前の「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《ほろ酔いの山口組・司忍組長》84歳バースデーカラオケ大会で歌われた「昭和歌謡の名曲」 “七代目誕生”には言及なし
NEWSポストセブン
全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン