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聖教新聞に一般紙では花形とされる政治部がない理由

どんな陣容で作られているのか(聖教新聞のHPより)

 創価学会の機関紙・聖教新聞は、1930年に設立された創価教育学会(1946年に創価学会へ改称)が、1951年に創刊した機関紙だ。学会の支持政党である公明党の結成は、それよりも後の1964年になる。

 1965年に日刊になった聖教新聞の発行元は「聖教新聞社」だが、独立した会社ではなく学会の一部署である。紙面は学会のニュースを中心に、全12ページで構成されている。1989年時点での部数は550万部、以後、部数や記者数は非公表だ。

 記者の一般募集はなく、学会内の人事異動で記者職に就く。学会のアニュアルレポート2016版によると、東京本社のもとに関西、北海道、東北、中部、中国、四国、九州の7支社と県ごとに39支局の取材ネットワークがある。記者数は非公表だが、学会関係者はこう明かす。

「東京だけでカメラマンを含めて約150人。東京以外にさらに150人ぐらいで計300人ほど。主に学会の行事を報じる報道部、信仰体験のページを担当する社会部、生活情報を届ける文化部、学術・研究部門を追いかける学芸部、学会の教義を解説する教義解説部などがあります」

 一般紙では花形とされる政治部はない。

「創価学会を支持母体とする公明党に公明新聞という機関紙があるため、政治ニュースに関しては公明新聞が担い、聖教新聞では政治に関しては通信社の配信記事が主です」(同前)

※週刊ポスト2017年5月5・12日号

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