• TOP
  • 国内
  • 佐藤優氏がバブル期にモスクワでみた「1つ1万円」の弁当

国内

2017.05.08 11:00  SAPIO

佐藤優氏がバブル期にモスクワでみた「1つ1万円」の弁当

片山:私が当時、衝撃を受けたのは、ライターをしていた雑誌編集部の忘年会。バニーガール姿の男性編集者がいたり、漫画家の中尊寺ゆつこ(注4)が「みんなノッてるー!?」と叫んでいる。もう、現実がマンガそのもので(笑)。

【注4:中尊寺ゆつこ/1962年~2005年。同時代の女性を描いた漫画家。彼女が用いた「オヤジギャル」は流行語に】

佐藤:私はモスクワにやってくる新聞記者たちを見て、日本社会は本当に変になっているなと思いました。「カップヌードルを啜らねえと記事が書けねえ」という記者のために、私が、わざわざストックホルムからカップヌードルを空輸したこともありました。モスクワのサクラという和食レストランでは「仕出し弁当を作れ」という記者に「1つ1万円しますよ」と忠告したら「それでかまわない」と。

片山:えっ、1つ1万円って、中身はどんなですか?

佐藤:いま日本で買えば700円くらいの普通の弁当です。東京から食材を空輸しているから高いんです。天ぷら蕎麦が7000円もするレストランですから。

※SAPIO2017年6月号

トピックス