「お尻突き出し体操」のポイントはかかとに体重を乗せること
◆「こする」ではなく「さする」
「現代の日本人は家でも職場でも移動の時も常に椅子に座りっぱなしで、非常にお尻が凝りやすい生活をしています。お尻が凝り固まってしまうと、股間周辺の血流が悪くなり、男性機能も低下してしまいます。実際、“EDかもしれない”というオジ様たちのお尻を触ってみると、たいていカチコチに凝っていることが多いんです。そこで紹介したいのが『お尻突き出し体操』です」
この体操は、「上半身が壁に対して垂直になるよう手をつけ、背中・尻・ふくらはぎを伸ばす。その姿勢で足のつま先を上げて8秒間キープして下ろす。これを2回繰り返す」というもの。かかとに体重を乗せるのがポイントだという。
この体操はどこでもできる手軽なストレッチだ。疲労物質が蓄積する体の後ろ部分(背中、腰、尻、腿裏、ふくらはぎ)を伸ばすことで、尻の凝りはほぐれ、下半身の血流が良くなる。一日2~3セット行なえば、ED改善などに繋がるという。腰が痛む人や体が硬い人は、壁に手をかける角度は直角ではなく45度くらいに浅くしても構わない。
「もともと『お尻突き出し体操』は、私が書いた女性向けダイエット本の中で紹介したストレッチ法ですが、女性読者からの反響の中にも、〈体が火照ってきた〉などという声が目立ちました。女性も下半身の血流が良くなれば性欲が高まります。パートナーの女性とベッドインの前に、この体操を実践すれば、より快楽を得られるでしょう」