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又吉直樹小説第二弾、「書かずにはいられない重要な主題」

『劇場』を手に持ちピースをする又吉直樹

 初長編小説『火花』で芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説第二弾『劇場』の出版会見&お渡し会が行われた。作品発表を前に、又吉はこうコメントした。

「『劇場』という小説を書きました。演劇や恋愛や人間関係の物語です。おおざっぱな説明になってしまうのですが、自分にとって書かずにはいられない重要な主題でした。書きはじめてから完成まで二年以上かかりました。変な話ですが、この小説自体が書いてる僕を鼓舞してくれた瞬間が何度かあって、『ありがとう』とか『ごめんな』とか小声で言いながら書いていました。まずは小説として手にとっていただける形になったことが本当に嬉しいです」

『劇場』は、劇作家の永田と女優を夢見る女子大生・沙希のふたりを描く恋愛小説。発行元の新潮社にとっては同社の歴代2番目の初版30万部となった。1位は村上春樹著『1Q84 BOOK3』、『騎士団長殺し 第1部』、『騎士団長殺し 第2部』の50万部。

 会見には、新潮社の編集者・中瀬ゆかり氏も登場した。

撮影■浅野剛

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