「陛下は眞子さまの結婚式に“天皇として出席したい”というお考えをお持ちのようなのです。もし、結婚式が来年中に行われなければ、退位が2019年以降にずれ込む可能性もある。官邸側は、なんとしても当初の予定通り陛下が退位できるようにしたかった。婚約報道からしばらく時間をおいて、“来年中の結婚”が続報として出たのは、議論を長期化させたくない官邸側が流した情報だともいわれています」(前出・政治ジャーナリスト)
お祝いムードの陰にある、政治的な駆け引き。一方で、秋篠宮さまの「父としての想い」も垣間見える。
「陛下が退位されて新たな天皇が誕生すれば、秋篠宮さまは『皇嗣殿下』になり、実質的に皇太子として扱われます。必然、眞子さまも宮家の長女から“皇太子の長女”という立場にかわる。そのとき、ごく一般的な家庭で生まれ育った小室さんとの結婚に、“お立場が釣り合わない”と見当違いな横やりが入りかねない。自由恋愛といいながらも、皇室では歴史と伝統が複雑に絡み合っていますから」(宮内庁関係者)
実際、イギリスのBBCは、《プリンセス・マコは労働者と結婚へ》と報じた。
「眞子さまが愛する人と結ばれるためには、自身が皇嗣殿下になる前に送り出さなければならない。秋篠宮さまの胸中にはそんな父としてのお気持ちもあったのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年6月8日号