そこでアラブ圏で最高峰のアズハル大学を卒業し、現在は通訳・翻訳家であるカイロ在住のモハメッド・ショクバに、取材などでアラビア語を話す小池の語学力について検証してもらった。
検証材料は2011年にUAE(アラブ首長国連邦)のテレビ番組が小池を取材したものなど、いくつかのインタビュー映像だ。
ショクバの見解はこうだ。「留学していたのが40年前だとしても、信じられない。あまりにお粗末でカイロ大学を卒業して通訳をやっていたという話を疑ってしまうほどだ。話す文章は完結しておらず、普段私たちが使うことのない単語を使っている。それでも卒業しているのだから、読み書きが並外れて優れていたのだろうと思います」
小池のカイロ大学時代については「首席で卒業した」といった伝聞がまことしやかに囁かれてきたが、どうも実態は違ったようだ。
※週刊ポスト2017年6月16日号