「筒香や阿部慎之助(38)は、ライト方向に引っ張ったライナー性のホームランが多い一方で、引っかけて打ち損じてしまうことも少なくなかった。
しかし、清宮のように強烈なスピンがかかっている球は、角度がつき伸びもあるため、こすってしまったような球でもスタンドまで届いてしまう」(セ・リーグ球団スカウト)
長打力もさることながら、最近はミート力も向上しているという。
「重心が投手側に流れず軸がしっかりしてきたのでバットコントロールも良くなった」(前出・河村氏)
左キラーと言われた元阪神の遠山奨志氏も投手の目線から解説する。
「以前よりもテイクバックが小さい無駄のないスイングになり、ミスショットが少なくなった。同時に右肩を残して打てるようになり、苦手とされた左投手にも適応しつつある。左キラーと呼ばれた僕から見ても穴が少なくなりましたよ」
※週刊ポスト2017年6月23日号