スポーツ

清宮幸太郎 「打球の質は筒香より上」と見るスカウトも

プロの目は怪物・清宮をどう見る?(写真:時事通信フォト)

 高校通算100号を達成した早稲田実業・清宮幸太郎(18)。日本記録達成へのカウントダウンが始まったが、「ホームラン数が多いのは練習試合を多くこなしてるからでしょ」と、その実力を疑う声があるのも事実だ。今回は清宮の“真の実力”に迫る──。

「高校通算107本の日本記録を抜くことは間違いない。夏の西東京大会予選で本塁打を量産し、さらに甲子園にも出場できれば、あの松井秀喜(43歳、高校通算60本)の2倍となる、前人未到の120本も夢ではありません」(地方紙の高校野球担当記者)

 メディアは清宮の「記録更新」ばかりに目を向けるが、プロのスカウトたちは、必ずしも「通算本塁打数=実力」とは見ていない。

 振り返ると歴代本数1位の山本大貴(22歳、107本・神港学園→JR西日本)はプロ入りしないまま引退。清宮に抜かれるまで2位だった黒瀬健太(19歳、97本・初芝橋本→ソフトバンク)は今のところ二軍で3本塁打しか打っていない。

 それでも「清宮が突出したバッターであることは間違いない」と語るのはイチローの「振り子打法」の生みの親であり、オリックスや阪神、巨人で打撃コーチをした河村健一郎氏だ。

「軸足である左足の太腿を送り込むように回転させるフォームは松井秀喜そっくりです。100号もそうでしたが、最近の清宮はボールの中心をわざと外して下から3分の1の部分を叩くことで、スピンをかけ高く遠くまで飛ばせるバッティングができるようになってきている」

「打球の質だけで見ると、WBC日本代表の4番・筒香嘉智(25)より優れている」と語るスカウトもいる。

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン