「道新の調査はこの間、安倍首相を消極的に支持していた非自民層が加計問題や憲法改正論議ではっきり不支持に回り始めたことを示している。北海道はもともと革新地盤が強い地域だから傾向がはっきり出たが、今後、全国調査の数字にも表われてくるはずです。
日経のクイックVoteの調査も、安保政策で安倍政権を支持しているコアな保守層が加計問題の対応で政権不信を強めていることを表わしている。いずれも選挙で投票に行く層ですから、その離反の影響は大きい」
この動きに眠っている無党派層が起き上がれば、安倍内閣の高支持率は砂上の楼閣だったことが明らかになる。
※週刊ポスト2017年6月23日号