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2017.06.16 16:00  週刊ポスト

歌舞伎町を研究する東大助教が感じた客引きの勤労倫理とは

 フィールドワークとしては、関係者へのインタビューなどの他に、歌舞伎町商店街振興組合という商店街組織が実施している客引き排除のパトロールにも同行した。

「印象的だったのは、パトロールが来ると客引きがそこから立ち去っていく行動でした。なかには『今日のパトロールは何時までですか?』と聞いてくるベテランの客引きもいた。パトロールの人たちも笑いながら終了時間を教えていました。両者の間にバランスや調和みたいなものが生まれていたところが面白いわけです」

 一般的に客引きは連れてきた客が支払う代金を店と折半して収入を得るパターンが多いという。しかし、1時間8000円で客が「うん」といわない場合、“手出し”といって、自分の取り分を1000円引いて、7000円でどうかと持ちかけたりする。

「こういった方法で利益を少しでも確保しようという客引きの『勤労倫理』を感じましたね。客引きを職業として成立させようとする努力です」

※週刊ポスト2017年6月23日号

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