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2017.06.30 07:00  週刊ポスト

国内初調査結果、欧米型の食事でも死亡リスクが減った

 欧米食がいい二つめの理由は、塩分が少ないことである。この点、みそ汁に塩シャケ、漬物など、伝統型の食事は、塩分が多い。塩分の摂り過ぎは高血圧の原因となり、それが脳卒中のリスクを上げる。

 三つめの理由は、乳製品からカルシウムが豊富に摂れることだ。カルシウムには、血圧を下げる作用がある。コレステロールの吸収を抑制してくれる作用もあることがわかった。筋肉や骨が弱くなるのを防ぐことにもつながる。

 四つめの理由は、コーヒーを飲んでいることも影響しているかもしれない。コーヒーを飲む習慣と死亡リスクを調査した研究もある。岩手や大阪など10府県で、約9万人(40~69歳の男女)を対象に調べた結果、コーヒーをほとんど飲まないグループに比べて、一日に3~4杯飲むグループは死亡リスクが24%低いことがわかった。ただし、5杯以上飲むとわずかだが死亡リスクが上がる。やはり、飲み過ぎはいけないということだ。

 先月発売されたばかりの新刊『カマタノコトバ』(悟空出版)に、ぼくはこんなことを書いた。

「健康は目的ではない。幸せに生きるための道具」

 健康のために、修行のような健康法をするのはどうかと思う。たとえば、朝バナナダイエット。バナナもたまに食べるとうまい。食物繊維豊富だから腸にもいい。でも、毎日食べなければならないと思うと、修行になる。10年も食べたら人生が黄色くなってしまう。

 一日一食しか食べない健康法なんかも、幸せな気持ちになるとは思えない。だから、そんな健康法は、ぼくはごめんだ。生活習慣病は飽食の時代のツケであり、大正時代のような粗食に戻ればいいという人もいるが、そんなことはない。大正時代の平均寿命は43歳である。

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