「1日に20分くらいは自分の時間を見つけないとダメよ。お仕事が忙しくても自分をおろそかにしちゃダメ。高級ホテルのロビーに行きなさい。生演奏をタダで聴けるし、ラウンジに行ってご褒美としてケーキセットを食べるとか。ウン。自分への癒しと安らぎを与えなくっちゃ。ねっ。
ビビビ力でぱっと決めるのもいいんじゃないかな。一日でも早く、うんと焦って結婚したらいいのよ。だから、年齢なんてごまかしたらダメ。特に40代以上になると、『あなた、何才?』って聞くと、『何才に見えますか?』って聞く人がいるんだけど、それは絶対ダメ。やっぱり実年齢が大事。ねっ。ごまかしてつきあったっていいことなんてないんですから」
さらに惠子さんのダメ出し、もとい、説法は続く…。
「アクセサリーもね、あなた、耳元は揺れるものをつけなくっちゃ。男の人はね、巻き髪もそうだけど、揺れるものが好きなんだから。指先もゴールドのアクセサリーがいい。金は、嫌なものを弾くんだから。
黒やグレーの服もダメ。ジーパンにスニーカーも山登りじゃないんだからやめる。簡単に言えば、やっぱり朝のワイドショーのお姉さんたちのような格好はハズレないわよ。色はピンクにちょこっとレース。ねっ」
結婚できる人、できない人の違いをズバリ言われ続けるも、素直にハイと聞き入れられない記者は、やはり“こじらせ女子”の典型かと猛省…。しかしながら、最後は、こんな褒め言葉をちょうだいした。
「でも、あなた、目が輝いてていいんじゃない? 仕事が楽しいのね。ほら、朝、電車とか乗ってても、みんな疲れた顔してるじゃない? 死んだ魚の目みたいな、ねっ? ちょっと触れただけで、『なんだ、このおばさん』みたいな顔で見るモン。昔は、仕事をしてる人はみんな楽しそうだったものよ。私、20才の頃、テレビ局の受付をやってたのよ。ただのミーハーでね、ジュリーに会いたくて入っちゃった。ンフフフフ。でも入社2日目で会っちゃって、何も話せないまま終了。でも、そういうときめきも、今の人たちって、あんまり持ってないでしょ? だから、いつもときめきを持つことは大事。ンフッ」
ありがたや──。
※女性セブン2017年7月13日号