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2017.07.07 11:00  女性セブン

脚光浴びる「油」 魚離れの時代、摂るべきは「オメガ3系の油」

「オメガ3系の油は、体内に入ると約30分で素早く消化吸収されます。体内で作ることができないため、食事から摂る必要がある必須脂肪酸で、細胞膜や神経など、体づくりに働く大切な成分。不足すると動脈硬化やアレルギーなど、体に悪影響を招きかねません。健康意識の高い人がオメガ3系を摂っているのは、このためです」(井上さん)

 しかし、同じ必須脂肪酸でも控えたいのが、リノール酸などを含むオメガ6系だ。『「隠れ油」という大問題 病気になる油、治す油』(三五館)の著者で、植物油研究家の林裕之さんは、次のように警鐘を鳴らす。

「リノール酸には、悪玉コレステロールを減らす効果があるとされ、昔は健康にいい油として注目されていましたが、摂りすぎによるマイナス面が明らかになってきました」

 外食や総菜、パン、スナック類などで使われているのは、ほぼこの油。通常の食生活で充分摂取可能。むしろ、摂りすぎると血管を傷つけて動脈硬化を招き、生活習慣病の原因や、アレルギー、がんなどを引き起こす可能性があるので、注意が必要だ。

 今の日本人に圧倒的に不足しているのは、α-リノレン酸、EPA、DHAといった脂肪酸を含むオメガ3系の油と、前出の林さんは言う。

「昔はオメガ3系が豊富ないわしなどの青魚を日常的に食べていたので、不足することはほぼありませんでした。ところが魚離れが進む今では、ほとんど摂れていない状況です。摂りすぎのオメガ6系をやめて、オメガ3系を積極的に摂ることが、今の日本人には大切なのです」

 厚生労働省が発表している『日本人の食事摂取基準(2015年度版)』によると、脂質の1日の摂取目標量は、老若男女問わず、総エネルギーの20~30%。18才以上の一般成人の場合で、植物油に換算して約40~50gだ。このうち、オメガ3系の1日の摂取量の目安は1.6~2g。えごま油や亜麻仁油なら、小さじ1杯程度で摂取できる量だ。

 オメガ3系の油は、花粉症やアトピー、精神の安定、記憶力、認知症予防にも効果があるため、摂るべき油の筆頭。高齢者にも積極的に摂ってほしい油なのだ。

※女性セブン2017年7月20日号

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