国内

いよいよ女の時代? ヒール、善人、大親分も女性が担う

オバ記者が女の時代到来を宣言

 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者“こと野原広子が、世の中で起きている様々なトピックにメスを入れる! 今回は東京都議選についてのお話です。

 * * *
 あまりに大変なことが起きているので今一度、都議選について書く。その昔、「1980年代、女の時代」といわれたけど、実際はがちがちの男社会。男女雇用機会均等法が始まったところで、職場はおっさんの気持ちの忖度場。

 そこから少しでも外れると「女だてら」「女のくせに」「女のわりには」と、“女”を持ち出されたっけ。それがここにきて、本当の意味で女の時代が来たのよ。今回の都議選の主役も脇役も、みんな女だもの。主役は都民ファーストの会をつくって49議席も獲得した小池百合子氏なのはいうまでもない。

 私が注目したのは、小池チルドレンを誕生させた陰の功労者たちなの。安倍政権にケチをつけた妻の昭恵夫人しかり、「このハゲ~」の豊田真由子しかり、「誤解」を繰り返した稲田朋美防衛大臣しかり。森友学園の籠池諄子さんも小池氏に追い風を送ったひとりよね。

 ベビーフェースだけじゃなく、ヒール役まで次から次に女が登場した時代があったかしら。もちろん49議席中、17人が女性議員の都民ファーストの会を心配する人もいるよ。「政治の素人に何ができる。チャチなおもちゃ政党。すぐ壊れる」と。

 私だって、「小池さんが推すから」という理由だけで、若い候補者の名前を書く時は、かなりためらったわ。それでも書いたのは遊説のときの空気を信じたから。

 小池氏の演説は、「そうだ」と思うことも多いんだけどね。でも本人がどっか冷めて聴衆を見渡しているからこっちも熱くなれないんだよ。都知事選のときから熱気むんむんとはほど遠い理路整然な話しっぷり。

 この馴れ合わなさをいいなと思ったの。不適任者を引きずらない時代にふさわしい親分なんじゃないかと。

 いずれにしても、熱くなって勝手にコケる政党のふつうのおじさんの時代は、この都議選で完全に終わったのかもね。

※女性セブン2017年7月27日号

関連記事

トピックス

二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン