番組ホームページで今年のコンテスト出場校のプロフィールを見ると、実際、遠距離恋愛の彼女にも会えず、ひたすら準備を進めるパイロットもいるらしい。大学チームの場合、「先輩の悔しさを後輩が受け継ぎ、新記録を目指す」というケースが多い。しかし、現場で見ていると、テレビ画面で注目を集めるパイロットの後ろにいるチームの面々の姿にぐっとくるのである。機体制作のため資金面でも力を合わせ、いざ本番となると運搬も大変。当日までに機体を組み上げて整備して、さらにプラットホームに運び上げるのがまた一苦労なのだ。

 番組放送時間は2時間だが、収録は1日目が朝7時30分から、2日目が朝6時から。飛ぶのも大変だが、準備するスタッフの大変さも想像以上だ。毎年、プラットホームを設営し、チームとの連絡も密にして、完璧に準備しても台風など天候不順で当日、残念…というケースも過去にはあった。

 もちろん、設計図から始まる事前審査も慎重に行われる。今年、初出場の『広島工業大学HIT Sky Project』は、書類審査で14回落ち続けたという。表には出ない(あえて出さない)関係者の下支えがあってのコンテストだと思うと、ますます各チームのフライトが貴重なものだと思えてくる。

 どんな素晴らしい記録を出した機体でも、着水したら、バラバラだ。ちょっとはかない感じもこのコンテストの魅力。飛び出した途端、ドボンと落下する機体もまた愛しい。そうそう、『トリガール』の出演者、ひこにゃんの隣に『びっくり日本新記録』でおなじみの轟二郎の名前が! 私同様、この名前にピンときた人は、どんな役で出演するか、確認せずにはいられないはず。実に心憎い配役です。

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン