ビジネス

汗やタバコの臭いを消し、花粉も抑制する『脱臭ハンガー』

パナソニックから9月初旬発売の『脱臭ハンガー』

 パナソニックから9月初旬に発売される『脱臭ハンガー』は、発売前から、国内はもちろん海外からも問い合わせが殺到している注目の家事家電だ。汗のニオイがしみついた上着や、焼き肉のニオイも強力脱臭。花粉の抑制までしてくれる、そのハンガーの威力とは!?

 服のニオイを気にする人は多いと思う。最近は、香り付きの柔軟剤が増え、日常的に洗濯できる衣類やタオル、シーツなどはニオイケアが簡単にできるようになった。でも、ジャケットやコートなど、手軽に洗濯機で洗えない衣類のケアは、消臭スプレーを使うかクリーニングに出すしかない。

 しかもそれらの方法も、消臭スプレーはニオイ戻りが心配だし、石油系溶剤を使ったドライクリーニングは、石油のニオイが残るうえ、汗などの水溶性のニオイは落ちにくい。水洗いしてくれるクリーニング店もあるが、高価な服ほど生地はデリケートだから、風合いが変わりそうで不安だし、そもそもクリーニング代がもったいない。主婦にとっては実にやっかいな問題だ。

 そんな悩みを解消してくれる家事家電が誕生した。その名も『脱臭ハンガー』。

 空気清浄機やエアコンに搭載されている「ナノイーX」が、8か所から吹き出し、衣類のニオイと花粉を抑制するという優れものだ。「ナノイーX」とは、不快なニオイを抑える効果があるOHラジカルという、高反応成分を含む水でできた微粒子のこと。この「ナノイーX」が繊維の奥まで浸透し、ニオイの原因物質を分解。汗やたばこ、焼き肉のニオイなどをしっかりと脱臭してくれるのだ。花粉の抑制効果もあるうえ、水からできている成分だから、薬剤などと違い、安全性も高い。

 使用方法は簡単だ。家に帰ったら上着やコートをハンガーにかけて、スイッチを入れるだけ。通常モードの場合は5時間、ロングモードを選ぶと7時間かけて脱臭してくれる。電気代は1回1円以下。携帯電話やスマホの充電に使うモバイルバッテリー(小型充電器)を使えば、コンセントのないクローゼットの中でも使える。

 また、すごいのは、脱臭機能だけではない。ハンガーの形状も考え抜かれている。パナソニックでは開発にあたり、高級なハンガーを買い集め、服がしわになりにくい形状を研究したのだという。その結果として、このような重厚感のあるフォルムとなったのだ。

 市場想定価格は2万円前後。スーツやコートのクリーニング代は安くても1000円前後、素材や洗い方によっては数千円かかることを考えると、コストパフォーマンスは高い。日替わりで家族の上着やコートを脱臭すれば、むしろ節約になるかもしれない。

“衣類ケアは脱臭ハンガーでする”、新たな時代の幕開けだ。

※女性セブン2017年9月7日号

関連キーワード

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン