一般的には、安定して飛ばすには軟らか過ぎないシャフトで、程よく軽いものがベストでしょう。長さはミート率を考慮すると45.5インチぐらいが最適で、飛ばすためにはドロー系弾道の出やすいヘッドとの組み合わせがいいと思います。
ちなみに今年のドライバーのキーワードとなっている“たわみ”ですが、フェースの“たわみ”を謳っているメーカーでもR&Aのチェックにより規則に適合しているモデルで、特別なスプリング効果がないという証拠なので、それほど気にする必要はありません。
それよりもヘッドやシャフト、そしてクラブの重さ、リアルロフト(メーカーの表示ロフトではない実際のロフト)が自分に合っているのか。こういった要素こそが「飛ばし」には重要です。
■文/松尾好員(クラブデザイナー)
※週刊ポスト2017年9月1日号