屋外プールの代表格「としまえん」(東京都練馬区)は入場者が激減した。

「7月1日のオープンから8月23日までで、来場者が前年より4万2000人少なく、約2割減です。集客促進のために8月下旬から入園料を大人、子供とも1000円値下げしました」(事業企画部)

 同じく「水」を扱うレジャー施設でも、水族館は絶好調だ。連日大賑わいを見せるアクアパーク品川(東京都港区)の高橋直人館長がこう語る。

「各種イベントに加えて冷夏の後押しにより、お盆時期(8月11日から16日の6日間)の入場者は昨年より10%増えました。8月全体でも、猛暑だった昨年を上回ることは確実です。

 不安定な天気で子供をプールやキャンプに連れていけなかった家族が“魚の生態”を夏休みの自由課題のテーマに選んでくれたという声をいただいています」

 7月上旬にリニューアルオープンした東京・池袋のサンシャイン水族館も8月中旬まで前年比180%増で、連日整理券を発行する賑わいだった。

 科学館や博物館にも子供連れが殺到している。昆虫展などを開催した千葉県の千葉市科学館は8月の来場者数が5万5000人を超え、前年比約3割増を記録した。

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