「かつての軍隊に入る人々は農村部の貧しい家庭の子どもや、他の就職試験に落ちて、行くところがない人が多かった。『良い鉄は兵隊にはならない』と言われたものだが、いまや新兵の70%は一人っ子政策で、ちやほやと甘やかされて育てられた世代だ。あと10年もすれば、その数値は80%になることが予想される。
昨年一人っ子政策は改定されたが、その効果が表れるのは20年後だけに、中国人民解放軍にとって、兵隊の質の低下は深刻な問題だ」
これを受けて、同紙の電子版の書き込み欄には「軍の最高指導者でもある習近平国家主席(中央軍事委員会主席)は世界最高の『強軍』を目指しているが、戦争になれば、世界最強といわれる米軍はおろか、日本の自衛隊にも敵わないのではないか」との意見が書き込まれている。