芸能

若きベテラン・田中麗奈 40代に近付いて考えていること

田中麗奈が母親役で達した境地とは

 会うたびに、女優・田中麗奈(37)は印象が変わる。凛とした佇まいだった20代とはひと味違って、今日の彼女はふわりとやわらかな空気を纏っていた。

「疲れたと息をつくなんて、お仕事をするうえで不要だと思っていた20代は、いつも心が張りつめていた気がします。最近は周囲から“印象が変わった”と言われるようになりました。40代に近付いて、また少し雰囲気が変わったかもしれませんね」

 昨年2月には一般男性と結婚。その変化は自身でも実感しているという。

「今は家に帰ってくると何より安心感があります。毎日の生活の中で、応援してくれる人の温度が身近に伝わると、自然とエネルギーが湧いてくる。家族をテーマにした映画に出演できたのは、いいタイミングでした」

 公開中の映画『幼な子われらに生まれ』は結婚後初の出演作となる。重松清の同名小説を原作に、バツイチ同士の再婚家庭の崩壊と再生を描く。田中は2人の娘を連れて再婚し、新たに子を宿す主婦・奈苗を演じる。

「奈苗がパックをしたまま夫を“おかえり~”と出迎えるシーンがあるんですが、台本を読んで“え~、ありえない!”と思ってました。でも夫と1年半も一緒に過ごしていると、パックをしてドライヤーをかけながらおしゃべりするようになって(笑い)。主婦のリアルな生活感みたいな日常は、自分でも少しずつ体験しています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

創価学会の「自民党離れ」は今年4月の衆院島根1区補選でも
【自公連立終焉へ】公明党の支持母体・創価学会の「自民党離れ」が進む 岸田首相の「解散やるやる詐欺」に翻弄され“選挙協力”は風前の灯火
週刊ポスト
殺人を犯すようには見えなかったという十枝内容疑者(Facebookより)
【青森密閉殺人】「俺の人生は終わった」残忍な犯行後にキャバクラに来店した主犯格の社長、女性キャストが感じた恐怖「怒ったり、喜んだり感情の起伏が…」近所で除雪手伝いの裏の顔
NEWSポストセブン
亡くなったことがわかったシャニさん(本人のSNSより)
《ボーイフレンドも毒牙に…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の死亡が確認「男女見境ない」暴力の地獄絵図
NEWSポストセブン
長男・正吾の応援に来た清原和博氏
清原和博氏、慶大野球部の長男をネット裏で応援でも“ファン対応なし” 息子にとって雑音にならないように…の親心か
週刊ポスト
殺害された谷名さんの息子Aさん
【青森密閉殺人】手足縛りプラスチック容器に閉じ込め生きたまま放置…被害者息子が声を絞り出す監禁の瞬間「シングルで育ててくれた大切な父でした」
NEWSポストセブン
竹内涼真と
「めちゃくちゃつまんない」「10万円払わせた」エスカレートする私生活暴露に竹内涼真が戦々恐々か 妹・たけうちほのかがバラエティーで活躍中
女性セブン
史上最速Vを決めた大の里(時事通信フォト)
史上最速V・大の里に問われる真価 日体大OBに囲まれた二所ノ関部屋で実力を伸ばすも、大先輩・中村親方が独立後“重し”が消えた時にどうなるか
NEWSポストセブン
大谷が購入した豪邸(ロサンゼルス・タイムス電子版より)
大谷翔平がロスに12億円豪邸を購入、25億円別荘に続く大きな買い物も「意外と堅実」「家族思い」と好感度アップ 水原騒動後の“変化”も影響
NEWSポストセブン
被害者の渡邉華蓮さん
【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元
NEWSポストセブン
杉咲花
【全文公開】杉咲花、『アンメット』で共演中の若葉竜也と熱愛 自宅から“時差出勤”、現場以外で会っていることは「公然の秘密」
女性セブン
京急蒲田駅が「京急蒲タコハイ駅」に
『京急蒲タコハイ駅』にNPO法人が「公共性を完全に無視」と抗議 サントリーは「真摯に受け止め対応」と装飾撤去を認めて駅広告を縮小
NEWSポストセブン
阿部慎之助・監督は原辰徳・前監督と何が違う?(右写真=時事通信フォト)
広岡達朗氏が巨人・阿部監督にエール「まだ1年坊主だが、原よりは数段いいよ」 正捕手復帰の小林誠司について「もっと上手に教えたらもっと結果が出る」
週刊ポスト