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重量10kg減 小型化で人気爆発となった新しい電動自転車

人気の電動アシスト自転車『BE-JELJ01』(11万8800円)

 2017年上半期の電動アシスト自転車(以下、電動自転車)の販売台数は前年比11%増と好調(GfKジャパン調べ)。市場の約4割が子乗せタイプだが、最近は50~60代に向けたモデルが登場し、話題になっている。

 電動自転車は重くて駐輪場から出すのも大変──。パナソニックの調査によると、電動自転車の購入を検討している50~60代の人が特に重視するポイントが“車体の軽さ”。そこで軽い電動自転車を作るため、2年前に開発がスタートした。

「一般的に鉄が多い自転車のフレームは軽いアルミに。変速ギアもなくし、タイヤは小さめの20インチに。小さな工夫の積み重ねで、現行モデルより全長約30cmも小型化し、重さは約10kg減。18kg台を実現しました」と、同社の長谷川由佳さん。

 50~60代の“目利き”世代向けにデザインにもこだわった。デザインを担当した水野嘉郎さんは語る。

「京都の街並みを参考に、凛としたフォルムや日本の伝統色を研究。またぎやすいようフレームを低くし、乗る姿が若々しく見えるスタイルを追求しました」

 漆黒(艶消し黒)、白磁(白)、紅緋(赤)、松葉(緑)の4色を展開。日本の街並みに溶け込むよう、主張しすぎない落ち着いた色を使用した。

 そして完成した、電動アシスト自転車『BE-JELJ01』は、同社の『Jコンセプト』シリーズから今年6月に発売され、当時は1~2か月待ちの人気で、今は増産対応中。

 乗った時に若々しく見えるスタイリッシュなデザインを追求。アシストモードを切り替える時も、大きなボタンで簡単に操作できる。サドルは軽さと座り心地のよさを両立。電動自転車特有の重さが軽減された。

 着脱式のバッテリーは小型ながら12Ahの大容量。1回約4.5時間の充電で約50km(パワーモード)、約91km(ロングモード)も走行可能だ。

 超軽い電動自転車で街へ出れば、心も軽くなりそうだ。

※女性セブン2017年10月19日号

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