本書で私が注目したのは、財務省は東大卒の法律職が圧倒的に支配していて、経済職は閑職に追いやられるという点だ。つまり、経済学を知らない人たちが財政政策を握っているから、日本経済が長期低迷に陥っているのではないだろうか。
ただ、そのことは財務省に限らず、政治の世界も同じだ。日本のリベラルが衰退を続けているのは、経済学が分かっていないからだ。分かっていたら、消費税凍結ではなく、消費税引き下げを政策として打ち出すはずなのだ。
※週刊ポスト2017年11月10日号
本書で私が注目したのは、財務省は東大卒の法律職が圧倒的に支配していて、経済職は閑職に追いやられるという点だ。つまり、経済学を知らない人たちが財政政策を握っているから、日本経済が長期低迷に陥っているのではないだろうか。
ただ、そのことは財務省に限らず、政治の世界も同じだ。日本のリベラルが衰退を続けているのは、経済学が分かっていないからだ。分かっていたら、消費税凍結ではなく、消費税引き下げを政策として打ち出すはずなのだ。
※週刊ポスト2017年11月10日号