今日は会わないのか? 記者は“空振り”に落胆しつつ、先に市議たちが宿泊するホテルに戻ることにした。
そこで思いがけない出来事が起きた。輿石氏と同じフロアに部屋を取っていた記者が廊下を歩いていると、艶かしい声が響いたのである。“出元”は輿石氏の部屋だった。
でも、帆足氏はまだ戻ってきていないはず。いや、もしかしたら先回りして、この部屋に滑り込んでいたのかも……。
それからしばらく経つと、部屋から男の大きなイビキが聞こえてきた。出てくる帆足氏の姿だけでも確認しようと、翌朝、部屋のドアを観察していると、午前8時にドアが開き、バスローブ姿の男性が現われた。えっ!? 帆足氏……ではない!
はだけたバスローブから大きなお腹を出した男性は、記者と目が合うと、「おはようございます」と物腰柔かく挨拶して隣の部屋に入っていった。男性は、輿石氏と同じ横浜市議の斉藤達也氏(44)だった。
◆「夫を愛していますから」
その日、空路羽田空港に帰京した輿石氏と斉藤氏は2人でカフェへ。2時間後、立ち上がった2人は、おもむろに見つめ合った。すると輿石氏が斉藤氏の顔を両手で挟み、勢いよくキスをしたのである。
その間、約3秒。唇が離れると、斉藤氏はうっとりとした表情を浮かべた。隣の10代らしき女性たちが、「情熱的なおばさん!」と思わず口にしたのも気にせず、2人は仲良く手を繋いで店を去っていった。