要するに、韓国側は姉妹都市関係に一切配慮していないのだ。元朝日新聞ソウル特派員でジャーナリストの前川惠司氏は言う。
「アメリカの都市と姉妹都市を解消するなら、慰安婦像を置いている韓国の都市との提携も解消すべきです。ソウルを走る路線バスの中に慰安婦像が設置され、そのバスに朴元淳ソウル市長が乗っていました。国内向けの人気取りパフォーマンスで、日本への配慮が全くない。それも日本が対抗措置を取っていないから。
韓国人は、日本が何も言ってこないので『本当は怒ってない』と思っている。だからこそ、小池百合子・都知事が東京都とソウル市との姉妹都市関係を解消すると宣言すれば韓国にはっきり怒っていることを伝えられる。それぐらいやらなければダメなんです」
※週刊ポスト2017年12月1日号