芸能

東方神起ユンホ “芸能人だからこそ模範に”と真面目高校時代

高校時代、模範的な生徒だったというユンホ(公式HPより)

 海外アーティスト史上初となる、3度目のドームツアーをスタートさせた東方神起。65万人を動員する今回のツアーは、再始動後初の舞台とあって、世界各国からファンが大集結した。デビュー14年目を迎え、前人未踏の領域に辿り着いたアジア最強のアイドルは、いかにして生まれたのか。ここではユンホ(31才)の生い立ちに迫る。

 ソウルから南に270km。山水に囲まれ、「芸術の都」と呼ばれる光州市でユンホは生まれ育った。

 1980年、全斗煥元大統領(当時は陸軍中将)の軍事クーデターに反対する市民デモ隊と軍隊が衝突し、100人を超える死者を出した「光州事件」の中心地である同市は、悲しい歴史を背負いながらも、「民主と人権を尊重する都市」として発展してきた過去を持つ。道行く市民にユンホのことを聞くと、皆笑顔になった。

「もちろん大好き。町の誇りですから」(20代女性)
「兵役も立派に務め上げて、日本でも頑張っているんでしょう? ここの人間は、アイドルに興味なくてもユンホのことだけは知ってるんです(笑い)」(50代女性)

 市の中心地から車で1時間ほど走らせた光山区に、ユンホが青春時代を過ごした母校、光高校がある。広いグラウンドに、古く趣のある校舎。正門横の壁画には、巨大なユンホの肖像画が描かれている。

「4年前に生徒たちが自主的に描いたんです。わが校のロールモデルを描きたいとなったとき真っ先に名前があがったのがユンホで、ここで彼が学んだということを残すため、肖像画にしました」

 そう話すのは、当時のユンホの担任で、現在は同校の校長を務めるキム・ソンリュル先生。「わざわざ日本からありがとうございます」と丁寧に頭を下げるキム先生は、学生時代のユンホを昨日のことのように覚えていた。

「礼儀正しく、勉強のできる生徒でした。彼は中学の頃から芸能事務所の練習生として活動しており、高校に入ってからも、ソウルと光州を行き来する日々は大変だったはず。一度、ソウルの学校に転校した方がいいのではないか、と本人に助言したこともありましたが、『この高校に通いたいんです』とはっきり言ってくれました。あの時は嬉しかった」(キム先生)

 高校3年生の時に東方神起としてデビューしてからは、さらに多忙な生活となったユンホだが、勉学をおろそかにすることはなかった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

不倫疑惑に巻き込まれた星野源(『GQ』HPより)とNHK林田アナ
《星野源と新垣結衣が生声否定》「ネカフェ生活」林田理沙アナが巻き込まれた“不倫疑惑”にNHKが沈黙を続ける理由 炎上翌日に行われた“聞き取り調査”
NEWSポストセブン
主犯の十枝内容疑者
【青森密閉殺人】会社社長の殺人を支えた元社員は覚醒剤常習者「目がイッちゃって…」「人を殺すなら中国人に頼めば5〜6万円で跡形もなく……」の意味深発言
NEWSポストセブン
辛口評論家たちは今季の巨人をどう見ているか(阿部慎之助・監督)
江本孟紀氏が語る今季の巨人「阿部監督には派手さがない。それがいい」「もし優勝でもすれば、MVPは1年早く辞めた原前監督だと思いますね」
週刊ポスト
亡くなったことがわかったシャニさん(本人のSNSより)
《ボーイフレンドも毒牙に…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の死亡が確認「男女見境ない」暴力の地獄絵図
NEWSポストセブン
殺人を犯すようには見えなかったという十枝内容疑者(Facebookより)
【青森密閉殺人】「俺の人生は終わった」残忍な犯行後にキャバクラに来店した主犯格の社長、女性キャストが感じた恐怖「怒ったり、喜んだり感情の起伏が…」近所で除雪手伝いの裏の顔
NEWSポストセブン
長男・正吾の応援に来た清原和博氏
清原和博氏、慶大野球部の長男をネット裏で応援でも“ファン対応なし” 息子にとって雑音にならないように…の親心か
週刊ポスト
殺害された谷名さんの息子Aさん
【青森密閉殺人】手足縛りプラスチック容器に閉じ込め生きたまま放置…被害者息子が声を絞り出す監禁の瞬間「シングルで育ててくれた大切な父でした」
NEWSポストセブン
竹内涼真と
「めちゃくちゃつまんない」「10万円払わせた」エスカレートする私生活暴露に竹内涼真が戦々恐々か 妹・たけうちほのかがバラエティーで活躍中
女性セブン
大谷が購入した豪邸(ロサンゼルス・タイムス電子版より)
大谷翔平がロスに12億円豪邸を購入、25億円別荘に続く大きな買い物も「意外と堅実」「家族思い」と好感度アップ 水原騒動後の“変化”も影響
NEWSポストセブン
被害者の渡邉華蓮さん
【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元
NEWSポストセブン
杉咲花
【全文公開】杉咲花、『アンメット』で共演中の若葉竜也と熱愛 自宅から“時差出勤”、現場以外で会っていることは「公然の秘密」
女性セブン
史上最速Vを決めた大の里(時事通信フォト)
史上最速V・大の里に問われる真価 日体大OBに囲まれた二所ノ関部屋で実力を伸ばすも、大先輩・中村親方が独立後“重し”が消えた時にどうなるか
NEWSポストセブン