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真矢ミキが考える親友との距離感と「会話は2時間」の真意

女友達との距離感について語る真矢ミキ

 女優としての活躍と情報番組『ビビット』(TBS系)のMCを務める真矢ミキ。さっぱりしたキャラクターが人気の彼女は、どんな交友関係を築いているのだろうか──。親友との距離感について聞いた。

 * * *
 最近どうよ?

 気の置けない女友達に会うとき、“とりあえずビール!”みたいな、軽いジャブから会話を始める。

 そして、

「あらあら、大変だったね」
「で、解決した? 大丈夫?」

 などなど、改めて、女友達との付き合い方を考えてみると、それはお互いのカルテを書いているような感覚になる。

“あの事、悪化してるのかぁ、彼女…”
“悩みの症状軽くなってる、彼女”
“会わないうちに強くなってる、彼女!”

 と、時に私と親友は互いの主治医となり、患者と化すのだ。長い間、相手を見聞きしてきた仲ならではの視点であり距離。そして会話は本題に入る。その場にはいなかったけど、ある程度映像が見えるような、親友の話す近況。そして予知能力のようにそこで彼女がとったであろう言動行動までもが、付き合いも長くなると浮かぶ。

 …がんばってるなぁ。

 本当に大人になると、子供の頃と違って、本音で思い切り相手にぶつかっていかない分、厄介なこともある。わかるよ、親友…なんて思いながら、自分も思いあたること、しばしば。そして年齢を重ねると、その人の特徴ある可愛い性格も多少色濃くなるのか?

 …もちろん自分もしかり。優しさは、お節介ととられたり、豊かな想像力は考え過ぎると被害妄想になったり。大人になってもバランスはなかなか紙一重の難しさなのだ。どうにもならないモヤモヤは、まるで、こんがらがったネックレスのよう。何とか自力で解いてみようと挑戦してみるけど上手くいかない。

 そんな時ほど、さりげなく目の前に現れてくれる女友達が頼りになる事はない。絡まった鎖みたいな気持ちを俯瞰して整理し、優しく紐解いてくれる。こんな時こそ注意するべきは、友達とはいえ愚痴は適度なところで止めるという事だ。何故なら、愚痴というものは、お金をもらわなきゃ割に合わないくらい、受け取る側の体に悪いものだから。

 私の人生に沢山の嬉しい彩りを添えてくれる、大切な友の身体を、愚痴で悪くさせるほど本末転倒な事はない。だから愚痴は出来るだけ短く、後は、その倍ほどの時間を使って楽しい会話に花を咲かせたいものだ。

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