ビジネス

シャープの人気冷蔵庫 30年目で「電動どっちもドア」が登場

業界初のシャープ『電動両開きドア冷蔵庫』

 1988年の発売以来、累計生産数630万台を突破するシャープの人気冷蔵庫「どっちもドア」シリーズに、30年目にしてついに「電動どっちもドア」が登場した。軽く触れるだけで扉が自動で開くだけでなく、機能性が格段とアップした、新世代冷蔵庫のその実力とは?

 冷蔵庫の扉が左右どちらからでも開く「どっちもドア」の生みの親、シャープから業界初となる『電動両開きドア冷蔵庫』が、10月26日に発売された。

 現在、大型冷蔵庫は観音開きのフレンチドアタイプが主流だ。しかし、普段よく開く扉のドアポケットに収納している調味料は頻繁に使うが、たまにしか開かない扉のドアポケットはどうしても見落としがち。気がついたら消費期限が切れていた、という経験がある人も多いと思う。一方、片開きタイプの場合、一目でドアポケット全体を見渡せるが、片手で開けるには扉が重くて力がいる。

 そこでシャープは、「電動どっちもドア」の開発に着手。3年間かけて、収納量が多く重くなりがちな扉に、軽く触れただけで安全に開閉できる電動アシスト機能を搭載。電動音の制御や、安全に開閉するための電動回転機構の開発に苦労したという。

 左右どちらからでも開けるため、キッチンで調理中の人の動線を遮ることがない。引っ越しやリフォームでキッチンレイアウトが変わっても配置に困らない。来客中に庫内を見られないように開閉できるといったメリットがある。また、ドアポケットはレイアウトフリー。斜めに取り付けることで最上段に収納した調味料が奥の方まで見渡せる、「段々スパイスポケット」といったうれしい工夫もある。

 チルド機能も進化した。気密性の高い密閉空間で食材を冷やす“うるおい技術”と、初搭載となるプラズマクラスターによる“除菌技術”を両立させることで、食品の乾燥を防ぎ、付着菌を除去。肉や刺身などの鮮度を、従来より長持ちさせ、味の変化も抑えることができるようになった。無風状態のチルドルーム内に、送風ファンを使わずにプラズマクラスターを充満させる技術と構造の開発に、工夫が凝らされている。

 野菜室は、「5面輻射冷却」と「うるおいガード機能」で、袋から出して保管すれば、葉物野菜はみずみずしさを保ち、根菜類の甘みがアップする。従来品と比べ、約20%も甘み成分が増加するという。

 さらに、まとめ買いや作り置きに役立つのが大容量冷凍室「メガフリーザー」だ。冷凍やけや霜つきを抑える独自機能「新鮮冷凍」で、買った時や作った直後の鮮度をそのままに保存することができる。

 このほか、高機能になった冷蔵庫を使いこなす手助けをしてくれる液晶ディスプレイは、タイマー機能もあるうえ、生活シーンに合った機能提案もする。

※女性セブン2017年12月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン