現時点で配信されている1-5話、スポットライトが当たるのが公務員“たか”の恋愛。有給休暇2週間での参加という事情もあり、否応無しにもスタートダッシュが求められる。

 余談だが、たかは細身のボブヘアー。若干、川谷絵音に似ている。彼が初登場した際にベッキーは「たかカッコイイ」とコメント。色々なことがあっても人の好みは普遍だ。

 閑話休題。

 たかは、速攻でFカップゆめちんを好きになる。側から見る限り、会話の相性が良いとも思えない2人。しかし、恋はグングン加速、これが久々に見る『あいのり』マジック。土地勘がない場所で男女詰め合せ、そりゃドキドキも続く。

『あいのり』って「吊り橋効果」のお手本のような状態なんだ。

 たかは、帰国ギリギリでゆめちんへの告白を決意。なにかと自信がないと語る彼女のために、滞在していたベトナムの国花“蓮”の花びら12枚に、ゆめちんの良いところを記した。

(かわいい、ふわふわしている、目がきれい、優しい、など)

 プレゼントの花びら片手に告白へと挑み、で、フラれた。

 初めての別れ、泣きながら手を振り、仲間を送り出すたか。少し広くなったラブワゴン車内で号泣するゆめちん。それはそれは美しい青春群像である。

「あぁ、フル人も大変だよな。ゆめちんは直ぐに恋できないだろうなぁ」と感情移入しながら見ていた最新5話。ゆめちんは、なにもなかったように恋していたね、しかも自ら。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」昔の人はうまいこと言ったもの。

 そうそう『あいのり』は、こういったシビアな現実を見せる恋愛残酷ショー的な一面を持つ。なにもかもが美しいはずもない、人生の虚ろいを見せる。

 これぞドキュメンタリー、これぞ人。

 過酷なラブツアーを横目に、ベッキーは善人のコメントを続けるだろう。

「人(たか)って2週間で変わるんですね」とコメントしていたが、ベッキー貴女は変わらな過ぎる。

「視聴者は、全国民からdisられる稀有な恋愛体験をしたベッキーだから言えるコメントを求めているんだ!」と投書したくなった。

 無期限の旅もいつかは終わる/ベッキーのVBはいつ終わるのか。

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