国内

謝罪会見はどうすれば丸く収められるのか、その極意

100点の謝罪は存在するのか?(写真:時事通信フォト)

 不倫、失言、不祥事……今年もさまざまな謝罪会見があった。カメラの前で集中砲火を浴びたことで騒ぎを沈静化させた人もいれば、涙を見せても同情を得られない人もいた。どうすれば丸く収められるのか。臨床心理士の岡村美奈氏が解説する。

「人間の深層心理は“仕草”に現われるので、言葉と体の動きが一致することが重要です。初めに頭をきっちり下げると印象が変わります。

 山尾志桜里さんは最初が会釈程度だったため、謝罪の意思が伝わらなかった。中川俊直さんのように左右に顔を振り分けながら、演説のような口調で語るのも疑問。謝罪より政界復帰のために公の場に出てきたと感じます。豊田真由子さんのように身振り手振りを交えて説明すると自己弁護の印象を与えてしまい、マイナスになります。手を下で組んで動かないようにした方がプラスです」

 加えて、声のトーンやスピードもあまり変えない方がいいという。

「豊田さんは、質問によって話し方が早くなったりトーンが高くなったりして、苛立っているのが見破られてしまった。渡辺謙さんのように、神妙な表情で終始自分が悪いと言い続けると詫びる意思が伝わるので、バッシングを抑えられる可能性があります」(同前)

 謝り方ひとつでその後の人生は大きく変わる。今年、謝罪を迫られた人々の人生は、好転したか、それとも──。

※週刊ポスト2017年12月15日号

関連記事

トピックス

愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
羽生結弦が主催するアイスショーで、関係者たちの間では重苦しい雰囲気が…(写真/AFLO)
《羽生結弦の被災地公演でパワハラ告発騒動》アイスショー実現に一役買った“恩人”のハラスメント事案を関係者が告白「スタッフへの強い当たりが目に余る」
女性セブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)
《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン