しかし、上記したように秒殺K.O劇を披露、何一つ良いところはなかった。
拳を交えたもの同士しか分からない友情がある。
試合後の和田高志は、カルマが落ちたように良い人になっており「今日は神が降りなかった」とスマイル。
前回と同様に、〆は不良の心の根底には善人が住んでいる展開を見せる。
1度なら良いが2度目はしんどい、見ていて辛い。
『ガチンコファイトクラブ』では、不良ブームが過ぎ去った時代感あって、不良のスタンスを冷笑する目線があった。
しかし、昨年から復活した「亀田サーガ」は真正面から「昔はヤンチャだったけど今ね……」と云った様相。
同系統の人には心地よいかも知れないが、一般的な目線から乖離し過ぎている。そんなことは前田日明が主催する不良が戦う格闘技団体「アウトサイダー」でやってくれ! と言いたい。
再度書くが、1度なら良いが2度はトゥーマッチだ。
全試合が終わり、亀田大毅による歌が披露されて大円団を迎えた『3大勝負』。
最後「興毅君からなにか伝えたいことが」と司会のロンドンブーツ田村淳がマイクを渡した。
亀田興毅はそこで「現役復帰します!」と衝撃の宣言。
まだまだまだAbemaTVでの「亀田サーガ」は続きそうである。
それこそ、『スター・ウォーズ』がディズニーに売却された結果、永遠に続くことが約束されたように。
亀田家の血はスカイウォーカー家のそれ以上に濃い。