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コンビニが進化系店舗に変貌 無人、異業種一体、ジム併設も

地面に太陽光発電設備が埋め込まれているセブンの新店舗

 暮らしに便利なモノ・サービスを提供し続け、小売りの勝ち組といわれてきたコンビニも、すでに全国5万5000店超。集客争いが激化する中、今年はどんな方向へ向かっていくのか。コンビニジャーナリストの吉岡秀子氏が解説する。

 * * *
 サラダチキンに焼き鳥、フライドチキン──2017年は干支にちなんで「鶏」のヒットが相次いだコンビニですが、今年の注目株はオリジナル商品やサービスばかりでなく、「店」そのものの進化です。

 なぜ“モノ勝負”ではないのか? 理由は商環境の変化にあります。

 長年コンビニが得意としてきた「必要なモノをさっと買える」という小商圏の“便利な買い物市場”に、eコマース、食品スーパー、ドラッグストアなど、異業種が続々と参入。同業間の枠を超えた集客争いが激化しています。

 現に、コンビニの既存店客数は21か月連続マイナス(2017年11月度/日本フランチャイズチェーン協会発表)と苦戦中。高品質なPB(プライベート・ブランド)だけでなく、新たな武器が必要となってきました。

 それが店の進化。全国一律モデルだった店舗は過去の話です。近所のリアル店舗が持つ強みをブラッシュアップさせ、2018年、コンビニは生活インフラとしての価値を増していくことでしょう。

 動きは2017年12月、すでに顕著になっていました。

 出店数で業界の9割を占めるセブン-イレブン(以下セブン)、ファミリーマート(以下ファミマ)、ローソンのトップ3社が新しい店舗を次々と披露したのです。注目した最新ケースを紹介します。

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