スポーツ

巨人投手陣最大派閥・内海組が大縮小 チーム菅野は大所帯に

勝負の年となる巨人、チームの状況はいかに

 巨人の選手たちの自主トレが、2017年とは全く違った様相を呈している。投手陣を見てみると、今オフから新選手会長に就任したエース・菅野智之(28)のもとに、若手が続々と集結しているのだ。

「昨オフも合同で自主トレを行なっていた東海大の後輩・中川皓太(23)に加え、今オフからは宮國椋丞(25)、畠世周(23)、桜井俊貴(24)、育成の田中大輝(25)ら若手投手陣が集い、1か月に及ぶハワイ自主トレを行なっている。そこにオリックスから西勇輝(27)、吉田凌(20)まで加わり、『チーム菅野』はどんどん大所帯になっています」(巨人番記者)

 一方、かつて巨人投手陣の自主トレ最大派閥を率いていた元エース・内海哲也(35)のもとに集まったのは山口鉄也(34)、今村信貴(23)のみ。一昨年までグアムだった拠点を昨年に沖縄、今年は宮崎に移した。

「昨季の成績は菅野が17勝5敗、内海が2勝7敗。その差がそのまま慕ってくる若手の数に表われた。昨オフまで『内海組』の自主トレに参加していた宮國は、今オフから『チーム菅野』に“完全移籍”しています。

 菅野は“来る者拒まず”の姿勢で受け入れている。ただ、参加する若手には、食事管理をはじめ練習以外の時間も24時間管理・指導するという方針です。集まった若手の意識を変え、エースとしてチームの底上げを図るつもりでしょう」(同前)

※週刊ポスト2018年1月26日号

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