空き株や借株の動向とともに各一門の候補者調整がどう決着するかによって、状況はさらに混沌としてくるわけだ。
「だからこそ八角理事長(元横綱・北勝海)は“一発逆転のシナリオ”を恐れている。立行司のスキャンダル対応で焦りが見えるのも、相手に少しでも隙を見せないように必死だからです」(同前)
立行司・式守伊之助のセクハラ問題が発覚したとき、協会が異例の緊急会見を開いたのは、5日の深夜11時だった。この初場所、両国国技館で“熱戦”を繰り広げているのは土俵上の力士ではない。
※週刊ポスト2018年1月26日号