しかし、41歳で歯科医師の弟の方は納得せず、「親が子供を養い、教育を受けさせるのは当然であり、親が子に見返りを求めないという風習も、社会的に良いものと認められている」などとして、裁判を継続し、最高裁までもつれこんだ。
最高裁の判決について、ネット上では「母親に収入の60%支払うというのは法外だ。誓約書を書いたのが20歳ならば、兄弟は大学生だったはずで、母親に抵抗できなかったのではないか」と兄弟に好意的なコメントもあるが、「誓約書の問題を除いても、母親1人で2人の兄弟を育て上げるのは非常に大変だったと思う。この点を考えれば、兄弟が年老いた母親の世話をするのは当然で、社会的にも美しい習慣だ。とくに、弟の方は歯科医師という社会的にも高いステータスにもかかわらず、社会的な常識が欠如しているのではないか」など兄弟に批判的なコメントも多かった。