麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
中米コスタリカで、麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された。ネコの胴体には違法薬物のマリファナとコカインが巻き付けられ、刑務所内部への運搬を担わされていたようだ。全国紙国際部記者が解説する。
「麻薬の『運び屋』のネコが見つかったのは中米・コスタリカのポコシ刑務所(Pococi prison)で、ネコが刑務所を取り囲む有刺鉄線上で身動きが取れなくなっていたところを、警備員に保護されました。
ネコの胴体部分にはラップのようなものが巻き付けられており、それを解くと包装された235グラムのマリファナと67グラムのコカインが見つかりました。ネコは刑務所内に入ろうとしていたとみられ、囚人への“差し入れ”を運ぶ途中だったようです」
今回保護されたネコは、健康的で美しい白と黒の毛並みが印象的で、目周りに黒い縁取りのような模様があり、どことなくエキゾチックな顔立ちだ。細くて柔らかそうな肢体にはまだ幼さが残っており、子猫と見られる。