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英王室が“恋愛結婚”を認めた背後にダイアナ妃の悲劇あり

ヘンリー王子の婚約も波紋を呼んだ

 ご結婚に関する儀式がすべて延期することが発表された眞子さまと小室圭さん。発表の前には、小室さんの家族が抱えるトラブルに関するいくつかの週刊誌報道があり、その影響は否定しがたい状況だ。

 ロイヤルファミリーという立場上、パートナーに問題が生じた場合、国民からは厳しい視線が注がれる。これは日本に限らず、世界のどこの国でも同様である。奇しくも、日本の皇室と親交が深い英王室でも“婚約者一家の過去”が大きな波紋を広げていた。

 2017年11月、アメリカ人女優のメーガン・マークル(36才)との婚約を発表したヘンリー王子(33才)。ヨーロッパの王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが解説する。

「メーガンが離婚経験を持つことやセミヌードやベッドシーンを披露している女優であることなど、問題山積みでしたが、それ以上に英王室が反応したのが、両親の肌の色。父親がアイルランド系オランダ人で、母親はアフリカ系アメリカ人という黒人のハーフ。エリザベス女王(91才)の夫・エジンバラ公フィリップ殿下(96才)は人種差別主義者として知られるなど、英王室は“黒人プリンセス”を認めようとはしなかった。しかも両親ともに自己破産していることも問題視されました」

 最終的にヘンリー王子が「彼女と結婚できないなら王室を離脱する」と宣言して、人種差別の壁を乗り越えた。

 ヘンリー王子の父・チャールズ皇太子(69才)も英王室ならではの伝統や慣習に苦悩した1人である。現在の妻・カミラ夫人(70才)は、チャールズ皇太子にとって初恋の相手だったが、プリンセスに選ばれたのはダイアナ元妃(享年36)だった。

「英王室がプリンセス候補に求めたのは“ヴァージン”であることでした。今なら信じられない考え方ですが、当時の英王室は強く求めました。万が一、王位継承者以外の男性の血が入っては困るという考えでした。

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