ライフ

ハイスペック男に選ばれる港区女子、選ばれない港区女子

吉川リサコ氏が「選ばれる女性」「選ばれない女性」を綴る

「港区」では夜な夜な、実業家や外資系金融勤務、医者や弁護士といった“ハイスペック男性”と、それをつかまえようとする「港区女子」たちがキラキラした飲み会を繰り広げている。容姿端麗な港区女子にも「選ばれる」人と「選ばれない」人がいるという。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が、その違いを綴る。

 * * *

 東大が本命の受験生は、多くの場合、早慶上智を滑り止めにする。早慶上智が本命なら、MARCHを滑り止めにする。受験とはこのように、最大の目標に向けて頑張るためのラインがわかりやすい。

 ハイスペック男との恋も同じだと思う。1人の最高のハイスペ彼氏が欲しいなら、最低3人のハイスペ彼氏を作れるくらいの努力をしなければ、本命に“合格”するのは困難だろう。

 努力もせず、人並みにマツエクやネイルをするだけで「飲み会に参加すれば、ステキなメンズに出会えるかも!」とか、「可愛いって言われることもけっこうあるから、私はモテるタイプかも」なんて過信を抱き、男を見ては「タイプじゃない」なんて、勝手に選ぶ側に回っている女子は多い。

 忘れてはいないだろうか。ハイスペ男を勝ち得たいならば、選ぶより先に、選ばれなくてはならないのである。

「私は選ばれてると思うよ。だって、週に1回くらい電話くるし、メールも返ってくるし、体の関係だってある」──港区女子デビューしたばかりの女がよくこんなことを言う。それは選ばれているのだろうか。

 私の友人で数々のハイスペを転がしてきた港区女子は、彼らを「ゴキブリホイホイ」と表現していた。ゴキブリ女がホイホイに入り、勝手に出られなくなって自滅しているというのだ。それは「選ばれている」わけではない。

 選ばれる女と選ばれない女。何が違うのか。いい例がある。39歳、実業家のユタカには、カスミとエリカという遊び相手がいた。2人とも客観的に見て美人だと思う。だが、ユタカは疲れていて機嫌が悪いと、「お前といてもつまんないわ」ということがあった。本気で言っているわけではなく、ちょっと感じ悪い口ぐせのようだ。

 この言葉を投げかけられたカスミはひどく傷つき、「ひどい! なんでそんなこと言うの?」と泣きわめいた。自分が愛されていると思うゆえの行動と思えば、当然かもしれない。

 一方、エリカは同じ言葉を投げかけられても、明るく「ウケる!」と笑って答えた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン