ライフ

インスタで注目!トリリンガル12歳デザイナーLaraの育てられ方

独自の感性でファッション性の高いイラストを描くLara

 12歳のアーティスト、Laraをご存知だろうか。バッグブランド『サマンサタバサ』がそのセンスに目をつけ史上最年少のグラフィックデザイナーとして起用、雑誌『ベビーブック』では4月号から、親向け別冊表紙のイラストを描いている。ローラをはじめ、小嶋陽菜、吉川ひなのらの有名人との交流もあり、彼女たちのInstagramにもたびたび登場する。このLaraは両親ともに日本人で、日本育ちなのに、日本語、英語、フランス語が話せるトリリンガルでもある。どのような環境で育ったのか、Laraの母親、太田真理子さんに話をきいた。

 * * *
──Laraちゃんはどんな幼少期でしたか?

Laraママ(以下Lママ):本が大好きで空想好き。私が仕事で忙しかったこともあり、色々な人や場所に預けていたのですが、人なつこく人見知りしない子で、周りを巻き込んで楽しんでいるような子でしたね。この子はどこでもたくましく生きていける子だな、と感じていました。

──ではLaraちゃんの絵についてはどうでしたか?

Lママ:小さな子はみんな絵が好きですよね。彼女も同じで、よく絵を描いているなと。特にスゴイと感じたことはありませんでしたね。

──では、絵を習ったことはないんですか?

Lママ:絵だけでなく塾や習いごとはこれまで何もしていません。12歳違いの長女を育てた経験で“習い事=習うこと”となり、自発的な気持ちが消えてしまう気がして。そうすると、受け身になり、本来の好きという気持ちが消えてしまうことがある、と感じることが多くあったんです…。‟好きこそものの上手なれ“の言葉どおり、人生を通して好きであり続けられることをたくさん見つけてほしいなぁと。幼少期に良かれと思い、親が焦ってはいけないというのが私の経験論です。

◆いろんな人に会って、いろんな話をするのがLaraにとっての習い事

──習いごとのかわりに、力を入れていたことはありますか?

Lママ:私が旅好きなので、Laraと一緒に世界中のいろんな場所にでかけています。彼女は好奇心いっぱいでおしゃべりなので、飛行機で隣の席に座った人、空港からのタクシーの運転手さん、宿のフロントの人、ふらっと入ったお店の店員さん…という具合に、行く先々で、様々な人と友達になって話をします。私が手を貸さなくても、自由にいろんなことを学んでくる。それが、彼女にとってのいちばんの習いごとかもしれませんね。

──その刺激が絵の感性につながっているのかもしれませんね。

Lママ:そうなんです。私は、私の母が“子供は社会のもの、みんなで育てるもの”というのが口ぐせだったので、私自身も子育ては子供が成長するお手伝いをさせていただき、いずれは社会にお返しするものという感覚を持っているんです。母が自分の人生を楽しんで生きたように、私も私の人生を。そして、子供にも子供の人生を楽しんで生きられるように、好きなことをいっぱいみつけてほしいんです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
千葉大学看護学部創立50周年の式典に出席された愛子さま(2025年12月14日、撮影/JMPA)
《雅子さまの定番カラーをチョイス》愛子さま、“主役”に寄り添うネイビーとホワイトのバイカラーコーデで式典に出席 ブレードの装飾で立体感も
NEWSポストセブン
審査員として厳しく丁寧な講評をしていた粗品(THE W公式Xより)
《「脳みそが足りてへん」と酷評も》粗品、女性芸人たちへの辛口審査に賛否 臨床心理士が注目した番組冒頭での発言「女やから…」
NEWSポストセブン
12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
宮崎あおい
《主演・大泉洋を食った?》『ちょっとだけエスパー』で13年ぶり民放連ドラ出演の宮崎あおい、芸歴36年目のキャリアと40歳国民的女優の“今” 
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
会社の事務所内で女性を刺したとして中国籍のリュウ・カ容疑者が逮捕された(右・千葉県警察HPより)
《いすみ市・同僚女性を社内で刺殺》中国籍のリュウ・カ容疑者が起こしていた“近隣刃物トラブル”「ナイフを手に私を見下ろして…」「窓のアルミシート、不気味だよね」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情