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2018.03.07 07:00  NEWSポストセブン

二世俳優 評価される条件は「自らの立ち位置を確立する」

北村にいわゆる「二世俳優」のイメージはない

 芸能界には多くの二世がいるが、「二世」という“肩書き”がなくても活躍している人たちもいる。映画やドラマで、キラリと光る演技力を発揮している「二世俳優」について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

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 有名人の二世たちがバラエティーで両親の素顔を暴露トークするのは、恒例のようになっているが、それとは別に映画、ドラマでいい味を出す二世たちが増えている。
 
 トップランナーともいえるのが、北村有起哉。名優北村和夫を父に持つ北村は、今シーズン、『アンナチュラル』でいかにも胡散臭いフリー記者宍戸を演じている。ヒロインのミコト(石原さとみ)を執拗に追いかけ、隠し撮りや脅しまがいのネタ収集も平然とする男。出でくるだけでドラマに暗い影を落とす。

 彼は大河ドラマ『西郷どん』では、主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)の薩摩の盟友大山格之助役。熱血で明るく遊びも大好き。初めての江戸でドキドキする西郷を品川の色町に連れていき、大山はノリノリだ。この役ではドラマに明るさをもたらす。宍戸とは正反対のキャラである。私は北村の舞台作品も多く見てきたが、3年前、松尾スズキ主演の『ちかえもん』で見事な義太夫節を披露したのにはびっくりだった。生半可ではできない節回しを必死に稽古したという。カッコよくて面白い曲者。次は何をしてくれるのか。目が離せない。

 もうひとり注目している二世は、本田大輔。父は本田博太郎である。女性ファンの反響を受けて続編も決まった『アシガール』で、殺し屋のような動きを見せる如古坊を演じた本田。坊主姿の役作りのため、あっさりスキンヘッドにしてしまったという。思えば、父も必殺シリーズなどでは水に入り、泥にまみれ、体当たりの演技が評価されている。映画『北京原人Who are you?』では、誰も演じたことがない北京原人役をもこなしたことで知られる。そんな父にも負けない思い切りの良さと内に秘めたパワーがじわじわとドラマでも発揮されている。

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