ペットからの感染症に、特に高齢者は気を付ける必要がある。
「免疫力が低下している高齢者の場合、感染しやすいうえに、症状が重くなりやすいのです」(同前)
さらにペットとの「密着度」も問題だ。一般社団法人ペットフード協会の調査(2017年)によれば、70代の飼い主の犬の散歩頻度と散歩時間は、全世代中最多だった。「運動不足解消のため」という理由が多いが、犬と接する時間が長くなればなるほど、感染の危険性も高くなるのは必然だ。
「飼育しているのが小型犬や老犬の場合、散歩中に抱きかかえることも多い。人と犬の距離が近いので、感染症にかかるリスクは増します」(同前)
※週刊ポスト2018年3月16日号