「去年の秋くらいから、Aさんとこっそり会っていたみたいです。出会いはわかりません。お父さんも会ったことがあるんですけど、最初は悩み相談みたいな感じだったのが、いつの間にか知らないところでデートをするようになっていたみたいで。
お母さんがいなくなったすぐ後に、Aさんと会う約束をしていたみたいなんです。行き先の手がかりを探してツイッターで情報提供を呼びかけたら、Aさんの先輩だという人から、“どうやらふたりで一緒にいるみたいだ”って教えてもらったんです。警察に捜索願も出しましたけど、手がかりはありません。Aさんの両親にも連絡はないみたいで、もうどうしたらいいのか」(たからさん)
この3月に、たからさんは高校の卒業式を迎えた。だが、娘の晴れの日にも、母親は行方をくらましたままだった。それでも、たからさんは最愛の母の身を案じ続けている。
「去年、お母さんは子宮筋腫と診断されたんです。痛みと腫れがあって、まず薬で抑えてから手術する予定だったんですけど、お母さんは痛み止めの薬も置いていってしまいました。1か月もそのままにしていたら、絶対体もつらいはずです。どんな理由があったのかわかりませんが、お母さんが心配でしょうがなくて…」(たからさん)
悲痛な思いを抱えながら、家族は母からの連絡を待ち続けている。
※女性セブン2018年4月12日号