「内政が行き詰まっていて、国民の目を外交成果に向けたいという強い思惑が共通している。だからこそ、米朝会談が実現しつつあるわけです。
いざ会ってみると、意気投合してしまう可能性は十分あります。トランプ氏は、中国の習近平・国家主席の時も対中批判を繰り返しながら、いざ会談をしたら、巨額の貿易契約という“ディール”を結んだ。
トランプ氏がビジネスマン感覚の交渉術を発揮し、米国への警戒心だけで生きてきた正恩氏を懐柔すれば、協議は思いがけない進展をみせることも考えられます」
※週刊ポスト2018年4月6日号