自身のスナックではカツラをかぶり、沢田研二のモノマネを披露するという志子田氏は、こう主張する。

「こうした私のショーも、警察としては『風営法違反』なのでしょうが、もし逮捕されたら徹底的に戦おうと思っています。営業の自由を侵害する風営法は憲法違反であり、すでに時代に合っていないのです」

 憲法9条改正に反対する共産党だが、スナックを取り巻く「違憲」にも注目しているということか。同党に取材を申し込むと、辰巳孝太郎参議院議員が答えた。

「スナックは街のオアシスで、おしぼりを手渡しただけで風営法違反で逮捕といった警察の権益のための検挙は、言ってみれば庶民イジメ。私個人の問題意識として取り組んでいました。こうしたスナック摘発は憲法違反だと、訴え続けていきたいと思っています」

 警察組織と共産党といえば長年の“犬猿の仲”だが、その新たな争点に「スナック」が浮上した──。

※週刊ポスト2018年4月13日号

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