「最近はPTAが任意加入の団体であることが知られるようになり、加入しない人が増えた結果、非会員のお子さんへの差別や嫌がらせが多発しています。保護者にとって最も心配なのは、子供が学校で嫌な思いをすること。PTA加入の有無によって子供への差別的な扱いが生まれることは、許されないことであり、教育委員会による指導も行われています」
熊本市のケースでは、同市教育長が「保護者の加入の有無に関係なく児童生徒には平等に対応する」という通知を市内の全公立小中学校に出し、事態の収束を図った。
2016年3月に閣僚と有識者による「一億総活躍国民会議」に出席したタレントの菊池桃子(49才)は、PTAについて次のように発言して世の女性の喝采を浴びた。
「本来任意参加、任意活動の団体にもかかわらず、多くの保護者が振り回されている。働く女性にとってPTA活動は難しい。もう一度見つめ直す機会、調査する機会を作るべき」
PTAをめぐり、澱のように溜まった女性たちの怨嗟。
それが爆発したのが、前述の「♯PTAやめたの私だ」をめぐる騒動だったといえる。
※女性セブン2018年4月26日号