ライフ

【法律相談】食事作らぬ妻とは離婚!に弁護士NG、夫が不満

弁護士の回答に納得しない夫は?

 揉め事を丸く収めるのが法律家の仕事だが、当事者がその判断に納得するとは限らない。「妻が食事を作らないので離婚したい」という相談に、弁護士の竹下正己氏は「離婚事由にならない」と過去に回答したが、相談者は納得がいかないという。相談者のこの訴えに、竹下氏はどう答えたのか?

【相談】
 以前、「妻が食事を作らない。離婚できないか」の相談に竹下弁護士は「コックと結婚したのではないのだから、離婚事由にはならない」と回答。しかし、旦那は必死に働き、その疲れを妻の作る食事で癒されたいのです。これは妻側の横暴でしかなく、離婚できるはず。竹下弁護士は女性に甘くないですか。

【回答】
 ご愛読ありがとうございます。私は「奥さんの料理拒否がきっかけで、互いの愛情が失われ、その結果、別居しているといったような場合には離婚事由を認めてもらえる可能性はないとはいえません」と回答しました。要するに、食事を作らないということだけでは離婚できないとの意見です。

 こんな例がありました。専業主婦が子育てを終えた頃から、食事の用意をしなくなり、そのうち掃除も洗濯も一切しなくなりました。多忙な商社マンの夫が帰宅後や休日に必要な家事をする状態で疲れ果ててしまい、家を出て離婚を決意し、妻に自宅等を財産分与する内容の調停離婚になりました。

 別の件では夫と共同して起業した妻が、事業が軌道に乗ってリタイヤし、専業主婦になってから、物が捨てられなくなり、家中がゴミ屋敷に。外出も一切せず、食事を作らないどころか、すべて出前でした。訪問しても玄関先に古新聞が山積みで中に入れないという状態。精神的な治療を勧めても異常であるとの病識があるため、病気ではないと変な理屈をいって聞き入れず、頑なでした。

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト