「城田さんは、羽生くんやご家族に相談しないまま、原稿の中でかなり羽生くんについて書いていました。それが出版される前に羽生家の耳に入り、“それはおかしい”となったそうです。羽生家にとってみれば城田さんは恩人ではありますが、情報の管理は徹底してほしい。原稿で羽生家について触れている部分の多くは削られたそうです」(前出・スケート協会関係者)
平昌五輪以来、羽生についての書籍やムックは飛ぶように売れている。城田氏も監督として羽生を指導する立場であり、本で触れることは問題ないと考えていたのかもしれないが、「羽生家のほうは“城田さんとは一定の距離をとって、あまり情報を出すのをやめよう”となるほど、大きな亀裂になってしまった」(前出・スケート協会関係者)という。
とはいえ、城田氏はフィギュアスケート界では厳然たる力を持つ実力者だ。両者の関係が落ち着けばいいのだが、羽生の「五輪三連覇」に影響しないか、心配は拭えない。
アイスショーの対談で、エフゲニー・プルシェンコ(35才・ロシア)に「4回転アクセルと次のオリンピックも頑張って」と言葉をかけられ目に涙をためた羽生。今秋のグランプリシリーズ出場にも意欲を見せる。家族に支えられながら、羽生の物語は続く。
※女性セブン2018年5月3日号