頼みの綱は中国大陸からの飲料水の供給だが、実は香港に隣接する広東省についても、酷暑に悩まされているのは同じで、深刻な水不足が懸念されている。香港の小島の中には、龍が雨を降らせるという伝説もあることから、龍をかたどったものを多数の人々が操って、伝統の雨乞いの儀式を行うところも出てきたという。
また、5月30日には53歳の女性ハイカーが香港の丘陵部をトレッキングしていたところ、熱中症などにかかって、意識不明の重体になり、香港警察がヘリコプターで女性を救助する騒動もあった。
ネット上では「連日の酷暑の中、山の中をトレッキングするなんて自殺行為だ。警察はヘリコプターの使用料やガソリン代などを請求すべき。また、この酷暑が続けば市民の命が危ない。香港政府は香港中の公営プールを全面的に市民に無料で開放すべきだ」といった意見が書き込まれている。