オールドファンも認める2人の実力だが、果たして本当に史上最強といえるのか。長くボクシングを見てきた本誌・週刊ポスト読者1000人に、「史上最強の日本人ボクサーは誰か」という緊急アンケートを実施した。
その結果は、井上が8位、村田が5位。彼らの前に立ちはだかったのは、往年の名ボクサーたちだった。ちなみに1位は具志堅用高、2位はファイティング原田、3位は大場政夫、4位はガッツ石松、6位は輪島功一、7位は白井義男である。
「別に懐古主義で言っているわけじゃない。かつては8階級しかなくてそれぞれ1人ずつしか世界王者はいなかったのに、今は団体も増え階級も細分化した結果、約70人も王者がいる状態。今の王者と昔の王者じゃレベルが違うってこと。井上も村田も統一王者になったら、ようやく同じ土俵に上がれるってことじゃないかな」(自営業・55)
※週刊ポスト2018年6月15日号