芸能

上川隆也も好演 「執事」が受けるワケは「制限の多さ」

執事役がハマっている上川隆也

 上川隆也(53)が主演ドラマ『執事西園寺の名推理』(テレビ東京系)で、完璧すぎる執事を演じてハマリ役と評判だ。上川の執事っぷり、そして執事モノが受ける理由について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 これまで二枚目俳優の役柄は、ラブストーリーのモテ男かアクション全開の刑事、戦国武将か幕末の志士などと決まっていたが、近年は「執事」も重要になっている。

 かつて執事役といえば、2時間ドラマ『早乙女千春の添乗報告書』で、原色スーツにでっかい帽子など、ツアー客の誰よりも派手な恰好をした添乗員千春(実はすごいお嬢様・名取裕子)を心配しておろおろするおじさん執事(沼田爆)くらいしか見かけなかった。

 その後、2009年にドラマ『メイちゃんの執事』に、水嶋ヒロと向井理の執事コンビが登場。コンビといっても水嶋が黒で向井は髪も真っ白。対照的な存在であった。

 2011年にはドラマ『謎解きはディナーのあとで』で、櫻井翔が執事影山に。影山は、富豪令嬢にして新米刑事の麗子(北川景子)が事件で悩んでいると、不適な微笑みを浮かべ、「お嬢様の目は節穴でございますか」などと毒舌をはきながら、トリックの解明をちゃっちゃとしてのける。さらにドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』では天才貴族法門寺(織田裕二)の執事(ディーン・フジオカ)が大活躍。女性ファンから大いに騒がれた。

 そして、またまた現れた「スーパー執事」が上川隆也だった。『執事西園寺の名推理』は、大企業グループの奥様、百合子(八千草薫)に仕える執事・西園寺(上川)が主人公。西園寺は、百合子が応援する望遠鏡の会社の社長(平岳大)が殺された事件では、残されたダイイングメッセージが星関連だと見抜き、百合子の母校で音楽講師が殺害された事件では、凶器の破片の位置から音の共鳴を使った殺害方法まで言い当てる。どんだけ知識があるんですか、この西園寺!?

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト